日々考えよう


by kunihisaph
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「私は自信がない」と言い張る人はずるい―自信と人間的魅力

この間の続きなんですが.

これと同様のことが,「できます・自信あります」発言にも言えますよね(あと「あきらめる」).心の底では「できそうだ」と思っても,「いやー,自信ないですよ」ということで失敗したときのリスクを避けていて,そういう意味で「自信がない」とすぐに言う人は「ずるい」(同様にやりたいことをトライにせずにあきらめるのも,どんな理由付けをしているにせよ,失敗を想定してそのリスクから逃げているわけで「ずるい」).

一方で,なんでも「できます」発言をする人は,そういうからにはやらなければいけないリスクを背負ってしまう.自信満々の発言・はったりというのも責任感のある人には非常に自分にプレッシャーをかける発言で,周りの人には不快感を与えることがありますが,自己の向上には有意義だったりするかもしれないと思います.

しかし,前も少し書いたことがあると思うのですが,このあたりって非常に微妙なのですよね.

いかにも自信なさげな人ってやはりあまり魅力がりませんね.自信に満ち溢れている人のほうが人間として魅力があります.でも,一方で謙虚な人は魅力的で自分の能力を鼻にかける人は嫌われる,ということもあります.こういう違いはどこで出てくるのでしょうか.

まあ,抽象的な言い方ですが,内面から出ているか表面だけのことなのか,という違いですよね.

「自信ない」発言が礼儀から出ているということがわかる場合は「謙虚な人だ」と評価され,リスクを避けるためや本当に自分に自信がないことから出ている場合は評価が下がるわけですよね.

一方,「自信ある」発言も同様です.

まず,過去の自慢話ばかりする人の場合.これは要するに今の自分に自信がないから過去の栄光を使って今の自分を大きく見せようとしているわけで,やはり表面を取り繕っているだけに過ぎないわけです.

では,現在もしくは未来に関する自信ある発言をしている人は,内面から自信が満ち溢れているのかというとそういうわけではない.それは自分の発言に責任をもつかもたないかで違ってきます.

だれにも検証しようのないことについて自信に満ちた発言をしたり,いざとなると逃げ出すくせにできもしないことを「できる」というのではなくて,いったからにはそれが達成できるように最大限の努力をするひとが真の意味で自信のある人ですね.

で,ちょっと話がややこしいのですが,では「すべての自信に満ちた人間は有言実行をするのか」というとこれがまた違うと思います.言うべきときに言う場合は別として,言う必要もないのに,言って自分にプレッシャーをかけモチベーションを挙げるのは,先にも述べたように自己の向上には役立ちますが,しかしある意味で「そうしないと最大限の努力をしないかもしれない」という自信のなさからきているとも言えるわけですね.不言実行も単に言うことによって責任が生じるのを恐れていわないのは「ずるい」わけですが,別に言う必要もなかったから言わなかったというのはずるくもなんともないわけです.
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by kunihisaph | 2005-10-29 15:12 | ヘリクツ/疑問/雑学/読書