貨幣の定義とはなにか
2005年 12月 05日
小島寛之『使える!確率的思考』.
タイトルどおり確率についての本.著者は経済学者.
非常にわかりやすく解説してくれて,どのトピックも面白い.
「貨幣の定義」については考えたことありませんでしたが,経済学のおける問題のひとつになっているそうです.
ここでは,人は「選択の余地が多い行動を選ぶ」という原理(これを確率の言葉で説明している)から,貨幣を保有する欲求を説明しています.
つまり,貨幣というのは原理的にどのようなものとも交換可能ですが,自分の今もっている貨幣と同等の価値のある品物を持っていても,貨幣ほどの交換可能性がありません.
それで,ひとは物そのものよりもより流動性の高い貨幣を選ぶそうです.すなわち,ここで,「超越的な流動性を備える財」として貨幣が定義されているわけです.
この話題に関してももっといろいろと説明されていますので,興味を持った方は読んでみてください.
タイトルどおり確率についての本.著者は経済学者.
非常にわかりやすく解説してくれて,どのトピックも面白い.
「貨幣の定義」については考えたことありませんでしたが,経済学のおける問題のひとつになっているそうです.
ここでは,人は「選択の余地が多い行動を選ぶ」という原理(これを確率の言葉で説明している)から,貨幣を保有する欲求を説明しています.
つまり,貨幣というのは原理的にどのようなものとも交換可能ですが,自分の今もっている貨幣と同等の価値のある品物を持っていても,貨幣ほどの交換可能性がありません.
それで,ひとは物そのものよりもより流動性の高い貨幣を選ぶそうです.すなわち,ここで,「超越的な流動性を備える財」として貨幣が定義されているわけです.
この話題に関してももっといろいろと説明されていますので,興味を持った方は読んでみてください.
by kunihisaph
| 2005-12-05 13:38
| ヘリクツ/疑問/雑学/読書