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日々考えよう


by kunihisaph
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気体は温度が低いと溶けやすいのはなぜ

なぜ(固体は温度が低いと溶けにくくなるのに)気体は温度が低いと溶けやすくなるのか,コメント欄で質問されて答えたのだけど,自信がないので,間違ってたら誰か正解を教えてください.

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これ,私も疑問に思ったことがあるのですが,たぶん,固体と気体では「溶ける」の意味合いが違うのかなー,と漠然と思っております.

つまりですね.固体の場合は「とける」というのは,分子間の結合がはずされて,各分子が溶媒の中で均一に分布するということだと思うのですが,気体の場合は,分子同士ははじめからばらばらになっているわけですから,溶媒の中に「入り込む」ことがすなわちとけるということなのかな,と.

そうすると,溶媒分子がびゅんびゅん飛び回っている中(すなわち温度が高い)に溶質分子が入り込むのは難しいけど,溶媒分子の速さがおそくなるとそれだけ,はじきとばされずに入り込むのがたやすくなるのかな,と.

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もう少し付け足すと,一度入ってからも,そこからはじき出される確率も溶媒分子の運動量が大きい方が高いですよね.もちろん,溶質分子自身の運動量が大きいというのも重要ですが.

二酸化炭素の大気中濃度の上昇と温暖化はどちらも観測事実ですが,これらの因果関係について,前者が原因で後者が結果という一般的な解釈ではなく,後者が原因で前者が結果だという解釈もあります.

つまり,海水の温度が上昇したため,海水中に溶けていた二酸化炭素が大気中に放出されて二酸化炭素濃度が上昇したというのです.

どちらが本当かはわかりません.
by kunihisaph | 2006-11-02 10:12 | ヘリクツ/疑問/雑学/読書