日々考えよう


by kunihisaph
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11月も終わり

11月も終わりですな.

いまとりあえず,出版社に企画が通った単著が1つ,出版社の編集さんと企画を練り中の単著が1つ,まだどこの出版社に出すかも決まっていないけど,共著者たちと企画を練り中の共著が1つ,いまどういう状況なのか私はよく知らない共著が1つあります.

企画が通ったのは,読者層を理系に絞った科学哲学の入門書.科学哲学も哲学らしく結構ヘリクツぽい議論が延々と続くのですが,その辺の議論の意義をなんとか理系の方にも納得してもらえるように書こうという.

もう1つの単著もなぜか科学哲学の入門書で(だって向こうから依頼があったんだもん),これはごく一般の読者層をターゲットにして,既存の科学哲学入門書よりずっとレベルを下げて書きましょう,みたいな.

で,いまどういう状況かよく知らない共著は応用倫理の教科書.阪大の共通教育の授業で使用するためのもので,たぶん出版社は大阪大学出版になるのではないかと.そのなかで環境倫理の項を担当します(ホントは脳死とか安楽死とかやりたかった).とりあえず一通り書き上げたので,またあらためて参考文献を読み直して足りない部分やおかしな部分を修正しますが,じっさいにこれは出るのか?

自分自身が一番乗り気なのが(そりゃそうだ,このなかで自分から書こうと言い出したのはこれだけだから),いま共著者たちと企画を練り中のもので,量子力学の哲学の「中級者向けの」入門書.

量子力学の哲学って,ブルーバックスレベルのものはいくつかあるのだけど,レベルを量子力学をそれまで知らなくても読めるようにしているためどうしても深いところまで解説できないし,話題も限られ,もっと本格的に勉強したい人には物足りない.

では研究書や教科書はというと,それぞれ,日本人が書いたものはほとんどないけど邦訳はいくつかある.でも,「いまから量子力学の哲学を勉強しよう」という人が読んでもちょっと敷居が高いんですよね.

それで,じつは私自身がこれらを橋渡しするような「量子力学の初歩は知っている」という読者層をターゲットにしたものはないかなあ(読みたいなあ)と思っていたのですが,ふと,「ないならつくればええやん」と思い立ち,量子力学の哲学の研究会があったときに参加者たちに声をかけたわけです.

みんな忙しいので,断られるかなと思ったのですけど(実際断られた方もいらっしゃったのですけど),何人かは受けてくださって,さらに積極的に「こういう感じにしようよ!」と,いろいろと提案してくださっていて,出してくれる出版者さえあればなかなかいいものができそうです.

こんな風にいろいろとやらなあかんことがあるので,11月中にその環境倫理の章ともう1ついま書きかけの論文を仕上げてしまおうと考えていたのですが,前者は先も書いたようにとりあえずしあげたのですが,後者はなかなか思い通りに進みません.なんとか12月の前半までには仕上げて,今年度の残りを本書きとその資料読みに集中しようと思います.
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by kunihisaph | 2008-11-30 21:59 | 研究生活