日々考えよう


by kunihisaph
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この間,スウェーデンからの留学生と話をしていたら,「なんでJapanese girlsは結婚をしたがるのか」と聞かれました.そんなこと俺に聞かれても.そういう事実自体あまり把握していなかったのですが.

彼女によると,日本人の女友達たちと話しているときに,「将来何をしたい?」と聞くと,みんな「結婚して子どもを生みたい」とか言うそうな.まじですか.

で,彼女は不思議そうに「大阪大学ってone of the best univesities in Japanなんでしょ?」と言ってました.まあ,一流大学に通う女性が,「将来は結婚して子どもを生みたい」なんて夢しか語れないと驚くわな.

あんまり女性とこういう話をしたことがないのでわからないのですが,これって一般的な現象なの?そういえば,以前物理をやっていたころの女性の後輩がこんな感じのことを言っていましたが,それって彼女が特別なのかと思っていました.彼女いわく,「高校生のころは,将来はバリバリのキャリアウーマンになって・・・とか思ってましたけど,もう最近めんどくさくなって・・・」だそうです.

そういえば,この間銀行で順番待ちをしている間にある雑誌をめくっていると,橋下弁護士とかいう最近テレビによく出ているまだ若い(私と同じくらい?)弁護士のインタビューがあったのですが,ものすごいダンソンジョッヒーな発言をしていて引きました.いまどき「男は男らしく,女は女らしく」って・・・.弁護士というからには一応インテリだろうに.

私の勝手な想像の中ではいまどきそんなジェンダーバリバリ発言する人たちって教養のない人々くらいだろうと思っていたら,阪大生や弁護士なんかにもまだまだいるのね.

なんか日本ってどうなってんだろうと改めて思ったり.
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by kunihisaph | 2006-06-28 12:01 | ヘリクツ/疑問/雑学/読書
前に書いた記事について面白いコメントをもらったのでそれについて.

*参照リンク:過去を体験する

まず,この議論を正当化するためには,「8分前の太陽の姿を誰も知ることができない」という前提が必要です(それゆえ,いまわれわれが見ている太陽を「8分前の太陽の姿」ということに意味がなくなり,いま見ている太陽の姿こそが現在の太陽の姿だといわざる得ない・・・という議論の流れになっているのではないかともいます).

私自身は,ここでリンクされている私の記事で書いたように,哲学的にはその前提は正しいと思います.

しかし,この記事では,私の読み違いではなければ,その前提が「光以上の速さで伝わる情報伝達の手段がない」という科学的事実から導かれているように思えますが,それは違うと思います.

議論の都合上,太陽から地球へ光がとどく時間をきっちり8分だとして,ある時間tに太陽の姿を太陽の近くで写真撮影します.そして,t+8分後に太陽をやはり地球上から写真撮影します.距離が違うと姿が違うというなら望遠鏡を使えばいい.

その後,tに撮影した太陽とt+8分後に地上で撮影した写真を見比べれば,時刻t+8に地球上で見た太陽の姿は8分前の時刻tの太陽の姿であったということがわかります.

この記事では写真は過去の姿を保存していると仮定しているようですから以上の議論には問題はないでしょう.

となると,「光以上の速さの情報伝達手段はない」という命題と「8分前の太陽の姿は誰にもわからない」という命題は等価ではないので,前者から「われわれが(地球上で)見ている太陽の姿は8分前の太陽の姿だ」という話はおかしい,という議論はできないでしょう.

もし,「いや,知覚体験をもって『現在』とするから以上の議論は成り立たない」とするならば,そもそも,先に書いたように,科学的事実(たとえば,光以上の速さの情報伝達手段はない)は議論に関係がなくなります.そして,もちろん,いま見ている写真の姿が写真を撮影した当時の姿を保存しているという議論も怪しくなってきます.
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by kunihisaph | 2006-06-27 08:30 | ヘリクツ/疑問/雑学/読書

東京から

帰ってきました.PCかついで人の多い東京を徘徊するのはつらかったです.

私の発表は,最終日の午後3時という時間だったので,予想通りというか,人が少なかったです.しかもちょっと長めにしゃべってしまったので質疑応答の時間が短くなってしまった.
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by kunihisaph | 2006-06-19 13:01 | 研究生活

今日から

学会のためと東京へ行ってきます.発表が最終日の午後なんで聴衆がいるかどうか心配.では.
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by kunihisaph | 2006-06-16 09:32 | 研究生活

正式な

合格通知がLSEから来ました.前にも書いたように,この半年ほどで,学生としてよりポスドクとしていきたいなという気持ちが強くなってきたので,メールを受け取ったときはそれほどでもなかったのですが,こうして正式な通知を受け取るとやっぱりうれしいですね.

考えてみれば,阪大以外で私を受け容れてくれる大学院は初めてです.すでに書いたように,アメリカの大学院は落ちまくってますし,実は哲学へ専攻を換えるときに京大を受けて落ちてますしね.ちなみにタイムズ紙が発表した世界大学ランキングではLSEは東大や京大より上ですよ.ふふふ.まあ,あんなランキング,何を基準にしているのかよくわからんわけですが.

ところで,イギリスの大学院というのは,アメリカと違って入学延期ができるので,延期手続きをとっておきました.理由を正直に書くかどうか迷ったんですけど,もうすでに正直に言っちゃってるしいいかと思って正直に書いておきました.
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by kunihisaph | 2006-06-13 08:38 | 研究生活
昨日,大学の研究室で一人で調べものをしていたのですが,なぜか急に気分が悪くなって体全体から血の気が引いて行くのが自分でもわかりました.それから30分位して人と会う約束をしていたので,彼の部屋へいくと,「すげー,顔蒼いよ」と驚かれました.

しかしそこで1時間ほど話をしているうちにすっかり調子が戻ってきて,顔色も元に戻ったようです.あれはなんだったのだろう.そういえば,関係ないと思うのですが,何年くらい前からでしょうか.長時間外出すると頭ががんがんするのですが.

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大学の後輩がソルボンヌ大学に合格したそうです.すごい.うちの大学の哲学科から今年はこれで3人(もうひとりはアメリカの大学院),海外の大学院に合格しました.英・米・仏.

私はもうすでに哲学を専門にして6年たって,そろそろ博士論文も出そうかというくらいなわけだけですが(だからむしろ他にいくつもの大学院に落ちていることがなさけない),他の2人は学部生のうちに応募して,しかも2人とも留学経験はあるもののおそらくあちらにコネなんてないと思うのにそれでもしっかり合格しているんだからえらい.
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by kunihisaph | 2006-06-09 08:18 | 研究生活

「支那」の語源

前の日記のつづきなんですけど,コメント欄でいろいろ教えていただいてありがとうございました.

カントンやホンコンはもとは英語よみだったんですねー.しらなかった.

で,日本で中国のことを「支那」というのも,もしかしてChinaから?それはないか,と思いつつ調べてみたら,「秦」のインド読みに,中国人自身が経典を訳すときに「支那」の字を当て,それが日本にも伝わって,江戸中期以降,第二次世界大戦後まで用いられていたものだそうです.

英語のChinaは秦から来たのか支那から来たのかよくわかりません.ちなみに「支那」は蔑称だといわれるからか,Windowsで変換しようとしても出てきませんね.
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by kunihisaph | 2006-06-07 08:50 | ヘリクツ/疑問/雑学/読書

中国の地名

まあ,いつものごとくどうでもいいことなんですけど.

中国の地名って,北京や上海なんてのは中国読み(?)をするのに,なんで福建省とか吉林省とかは日本語読みなんですかね.そんなこといったら中国自体日本語読みしてますけど.

あれ,中国って中国読みでどう読むの?ていうか,向こうの人は中国なんて略すんですかね.
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by kunihisaph | 2006-06-05 15:18 | ヘリクツ/疑問/雑学/読書

眼の誕生

アンドリュー・パーカー『眼の誕生』(草思社)

文句なしに面白かった.

生物の分類の仕方で一番大きなものは「界」で,動物界・植物界・原生生物界にわかれます(ただしそれには異論もある).そして,界の下位の分類が「門」で,動物界には現在38の門があります(これにも異論がある).われわれ哺乳類が属するのは脊索門,いわゆる脊椎動物です.

さて,約5億4300万年前のカンブリア紀に,それまで外部形態の特徴からすると3つの動物門しかなかったのが,一気に38へと増加しました.これを「カンブリア紀の大爆発」といい,古生物学者グールドの一般向け概説書『ワンダフル・ライフ』で有名になりました(ただし,カンブリア紀の地層からいきなり多くの種類の化石が見つかり,それ以前の地層からはあまり見られないことはダーウィンのころからある程度は知られていて,『種の起源』第6版で,これが自分の説への異論となりうることを認めています).

しかし,この「大爆発」の原因はなぞで,創造論者が進化論が間違っていて創造論が正しいことの論拠として用いられたりするほどでした.

ですが,近年,いきなり38の動物門が現れたわけではなく,それまでに内部の体制(臓器などの仕組み)に関しては38の動物門にわかれていて,これは何億年もかけて徐々に進化してきたようなのです.

そして,カンブリア紀に入ってからの500万年ほどの間にすべての動物門が複雑な外部形態にもつにいたった,というのが「カンプリアの大爆発」の正しい解釈であることがあきらかになりました.

そこでまず著者は,「光」が動物の外部形態の進化に対する淘汰圧としてどれほど重要であるかをさまざまな観点からまずは検証していきます.

そして,光が淘汰圧として働くためには当然「眼」が必要であることを論じます.

さらに,先カブリア時代には眼を持つ動物は存在せず,カンブリア紀に入ってはじめて三葉虫が眼を持つにいたったことを確認します.

その後,「眼」は,動物間の食う・食われるの関係を一気に変えたことを論じます.つまり,それまでは,捕食者が獲物を捕らえるのは「偶然」によっていたわけです.たまたま触覚などにふれることにより,獲物の存在を知り,捕食していたのです.

それゆえ,食われる側の動物にとっても先カンブリア時代の世界はそれほど危険に満ちたものではありませんでした.

ところが,捕食者が眼を持つことにより,彼らは獲物を積極的に探し出すことができるようになり,食われる側にとっての危険度は一気に増します.それゆえ,外部形態は自然淘汰から生き残るために重要な要素になってくるわけです.

もちろん,やがて食われる側も眼を持つようになり,食う側も獲物に気づかれずに近づくために外部形態を工夫しなくなればならなくなります.

このようにして,カンブリア紀に三葉虫が眼を持ったことにより一気に全動物が複雑な外部形態を持つにいたったのです.

最後に著者はなぜ「眼」が現れたかについて論じていますが,これはまだまだこれから研究が必要な分野のようです.
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by kunihisaph | 2006-06-04 15:25 | 人体・生命の不思議

LSEから合格通知

先週末,LSE(London School of Economics and Political Science)から合格通知が来ました.やっと来ためでたい通知.

ただ,結果待ちの半年の間に,いまの研究が進んで今年の12月には博士論文が完成しそうだし,就職活動のことを考えると,なるべく早く博士号をとっておいたほうがいいしということで,博士号は阪大でとって,学生としてではなくポスドクとしてなんとか海外に行けないかなということを思い始めました.

あと,もうひとつ,アメリカはphDコースに受かるとたいがい奨学金をもらえるらしいのですが,イギリスは奨学金を得るのが難しく授業料も馬鹿高いので,現実的な問題として経済面でかなり困りそうな気もします.

で,せっかく合格通知が来たんですが,その辺の事情を説明したメールをLSEに送ると,LSEにはvisiting fellow programmeがあるからそれに応募すれば?一応君のメールをそこに転送しといたからなんらかのコンタクトがあると思うよ,という返事をもらいました.

で,今日そこからメールが来て,いろいろ応募要項などについて教えてもらいました.

4月からいく場合は8月に締め切りらしいので,またそれに応募してみようと思います.あと,他の大学にもメールを出してみてそういうシステムがあるかどうか聞いてみようと思います.
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by kunihisaph | 2006-06-02 19:42 | 研究生活