日々考えよう


by kunihisaph
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<   2006年 10月 ( 6 )   > この月の画像一覧

超臨界流体

昨日,「サイエンスゼロ」という番組で,「超臨界流体」という物質の状態について紹介していました.

この番組,深夜に放送するのと,うちでは新聞を取っていないのでいつも放送を見るのを偶然に頼っていることとによってめったに見れないんですけど,扱っている話題はけっこう面白いですよね.でも,夜遅いからというのも原因なんでしょうが,途中でうとうとしてしまうんですよね.

あと,やはり眞鍋かをりって菊川怜や高田万由子より頭がいいような気がする(ちょっと下品な感じであまり好きではありませんが).だから,後二者は眞鍋かをりに比べるとあまり教養番組的なものに使われないのか.それにしても,高田万由子って私と同い年,すなわち私の妻の一つ下のはずなんだけど,老けているよね.

それはともかく,この番組を見るといつも思うのですが,まあ番組の主旨がそうだから仕方がないんですけど,「どういうことができるか」に重きが置かれて理論面があまり詳しく紹介されず?マークが頭にうかんだままのことも多いんですよね.

今回,「超臨界流体」という物質について,「気体のように分子速度が速くて,液体のように密度が高い」と紹介されていました.

で,通常,液体というのは,温度が十分に高くなる,すなわち分子のもつ運動エネルギーが大きくなり(すなわち分子速度が速くなる),分子間力を大きく上回るようになると,おたがいの距離が充分離れることができるようになる,すなわち,分子密度が低くなるわけです(この辺の説明はなかった).

ですが,高い圧力をかけてやると,温度が高くなっても,分子間距離は十分に広く取ることができない.それゆえ,分子速度が気体並みに速いのに密度も高い「超臨界液体」になる,と(この辺の説明もなかったので私の推測ですが).

え,ちょっとまて.それって単に「高圧下の液体」なんじゃ・・・.

あと,実は番組では,超臨界液体を説明するときに,単に「気体のように分子速度が速くて,液体のように密度が高い」と言っただけでなく,「分子速度が速いので気体のような浸透力があり,密度が高いので液体のような物を溶かす力がある」と説明されていました.

う~ん.物を溶かすためには浸透力も必要なんじゃ?ていうか,溶解力が格段にアップすることがこの超臨界液体の一つの優れたところだと思うのだけど.実際に番組で紹介されていた技術もそういったものが多かったし.

「物が溶ける」というのは,まあたとえれば次のようなことだと思うんですね.いま溶質が黒いマメで,溶媒が白いマメだとしましょう.

で,箱の中に白マメを入れ,その後そこに,黒マメのかたまりをぼんと置く.するとそれだけだと,白マメは白マメ,黒マメは黒マメでかたまっています.ところが,箱をしゃかしゃか振るうと黒マメと白マメが混じりあいますよね.で,黒マメが一個ずつばらばらに均一に分布した状態というのが「溶けた」状態だと思います.

すると確かに,いまもし,黒マメに対して白マメが少ないと,黒マメは,どうしても黒マメ同士固まらざるを得ません.それで密度が低いと物は溶けにくい,もしくは溶けない.ということになるのでしょう.

しかし,いま黒マメに対して白マメが十分に多いとしても,箱をゆっくり振ればなかなか黒マメは均一に分布しません.一方で,箱を激しく振ればそれだけ黒マメが分布するのも促進されます.

つまり,この「箱を振る」という行為によって白マメが速く動くわけですが,これが「温度が高い」状態で,温度が高ければ高いほど物が溶けやすくなるのは,そのせいです.

すると,超臨界液体に話を戻すと,「密度が高くなればなるほど,分子速度が速くなればなるほど物は溶けやすくなる.ところが通常の圧力下では温度を高くして分子速度を速くすると,密度が低くなってしまう.そこで高圧下で密度が低くなることを抑えた上で,温度を高くすることにより,溶解力を飛躍的な高めたものが超臨界液体だ」でいいんじゃないでしょうか.

まあ,先ほども言ったように超臨界液体の利点は溶解力だけではないようですが.
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by kunihisaph | 2006-10-31 11:22 | ヘリクツ/疑問/雑学/読書

正義の人

内田樹『ためらいの倫理学』(角川文庫)

著者によると,ラカンが難しいのは,「むずかいしものは読みたくない,という人はただちに本を閉じて立ち去るがよろしい」というメッセージを送っているからだそうだ.なるほど.

まあそれはともかく,わりと共感できる内容の本でした.とくに「なぜ私は戦争について語らないのか」はおもしろかった.

以下の引用は「アンチ・フェミニズム宣言」という文章からの引用ですが,一番共感できた文です.
私は「正義の人」が嫌いである.
「正義の人」はすぐ怒る.「正義の人」の怒りは私憤ではなく,公憤であるから,歯止めなく「正義の人」は怒る.
「正義の人」は他人の批判を受け容れない.「正義の人」を批判するということは,ただちに「批判者」が無知であり,場合によっては邪悪であることのあかしである.
「正義の人」は「世の中のからくりのすべてを知っている人」でもある.「正義の人」に理解できないことはない.
私もこういう「正義の人」は苦手です.ここで「苦手」と言い換えたのにはわけがあります.

思うに「正義の人」には二種類あって,ひとつは,自分が単に気に入らない人間や集団を批判するために正義を持ち出してきたり,もしくは,単にストレスのはけ口に,もしくはなんとなく流れで,その他大勢の勢力を借りて正義を持ち出してきてある特定の人間集団を非難したりする人.もうひとつは個人的なある信念に基づいている正義の人.ここで著者が言及しているのは後者のことでしょう.

そして,私は前者は「嫌い」ですが,後者のすべてが嫌いなわけではありません.もちろん,なかには,というかかなりの部分で,後者に属する人でも,その発言に違和感を感じたり,場合によっては不快感すら感じ,「嫌い」の領域に達する人もいますが,尊敬するに値する人もいます.それでも100%の同意はできないことが多いし,「苦手」ですけど.その理由は引用文で書かれているのと同じです.
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by kunihisaph | 2006-10-23 12:57 | ヘリクツ/疑問/雑学/読書

燃料電池

なぜか「燃料電池」という言葉を眼にしたり耳にしたりすると心躍ってしまいます.

で,この間,ちょっとコンビニによったらなぜか雑誌『Newton』が置いてあったんですよ(コンビニに『ニュートン』って珍しくないですか?).あれっと思ってみると,燃料電池の特集.

思わず買ってしまいました.

しらなかったこともいくつかあってそれなりに楽しめました.

ちなみに,燃料電池というのは,水素と酸素を反応させて,電気を取り出す発電方法です.

純粋な水素と酸素の反応ならばできるのは水だけなので,クリーンなエネルギーとして注目されています.実際には純水素を使うわけではないので,多少の二酸化炭素などほかの物質も生じますが.

さらに,水素も酸素も石油などの化石燃料に比べると豊富にあるし,火力発電だの水力発電だのと違って,家庭用発電機みたいなのもつくれるし,そうなると,送電線や変電所も必要なくなります(まあ,そんなのまだまだ先だけど).

車も燃料電池を積めばいまよりずっとクリーン.たしか,大阪府か大阪市かの公用車は燃料電池を使っていたと思います.

問題は触媒に白金を使わなくちゃいけないことです.白金はもちろん貴金属なので,埋蔵量も少ないし高価.他の触媒でも可能かなどいろいろな研究がされているようです.
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by kunihisaph | 2006-10-17 12:14 | ヘリクツ/疑問/雑学/読書

君は神取忍を見たか!?

昨日,大学からの帰りに,踏み切りの近くで原なんとかさんという方が選挙演説をしていました.

で,立候補者の隣にスーツを来た短髪の兄ちゃん(に見えた)がいたんですけど,狭いところだったので,その兄ちゃんのぎりぎり横を自転車で通り過ぎようとしたんですね.

そしたらその兄ちゃんが急に目の前でこちらを向いて手を振るじゃないですか.ああん?と思いながらその兄ちゃんの顔を見ると,神取忍さんでした.

ていうか,そのときはわからなくて通り過ぎてから気づきました.その後しばらくして,後ろの方から「それでは神取忍議員による原○○氏の応援演説をうんたらかんたら…」というのが聞こえてきした.
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by kunihisaph | 2006-10-14 13:57 | 日常生活

じゃまだなー

じゃまだなー.ちょっと席を離れるとすぐこれだよ.お前らが代わりに博論書いてくれるんか?
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by kunihisaph | 2006-10-06 22:18 |

正常と異常の狭間

この間の続きなんですけど,「こちらが期待している情報以外のものを流す」ということを不快感のひとつとしてあげましたが,まあ,それだけが原因というわけではないですよね.

たとえば,老人の貯蓄を巻き上げる詐欺事件を報道した後,「こういう事件を聞くとまったく怒りを感じますね.こんな社会に役に立たなくなった老人なんか,どうせなら殺しちゃえばいいのに.私は中途半端が嫌いなんですよ」とか,幼児の殺人事件を報道した後,「いやー,この家庭環境から推測するに,どうせ成長しても,ごくつぶしの社会に役に立たないくずとかになってそうだから,いまのかわいいうちに死んで両親にとってもよかったんじゃないですか」とかいうニュースキャスターがいたら,全然期待していないことを言っているわけだけど,それだけに,それはそれでおもしろいかな.

まあ速攻で降板させられると思いますが.「良識」をたてにみんないいたい放題いうんだろうな.また「許せない」とか「怒りを感じる」のオンパレードなんだろうな.なかには,自己矛盾に気づかずに「お前なんか死ね,くず」とかいうやつもいっぱいいそう.

たぶん,こういう出来事に対して公に「怒り」を示す人たちに対する不快さというのは,「自分は正常の側,良識の側にいる」という無批判な思い込みに対する不快さなのかなー,という気がしてきました.

「怒りを感じる」「許せない」ということによって,逆になにか自分を蚊帳の外におこうとしている感がするというか(いやむしろ「蚊帳の中」というべきか?).

それでちょっと思い出したんだけど,関連あるのかないのかわかりませんが,たとえば,アメリカ兵のイラク捕虜への暴行だとか,旧日本兵が中国で行った行為とかに対して,まあそういう戦争を起こした政府に対する批判はともかくとして,そういう行為をした米兵や日本兵自体へ批判を向けたりすることがありますが,そういう批判を聞くと「おまえはそういう状況にいて本当に良識的に振舞うことができるのか」と思ってしまいます.

なんだろ,そういうのと,なまえわすれちゃったけど,あの,イラクで誘拐されたボランティア活動してた人たちへの中傷とかってなにか関係あるような気がするんですけど,どうでしょう?
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by kunihisaph | 2006-10-03 09:47 | ヘリクツ/疑問/雑学/読書