日蝕時の現象について
2009年 08月 10日
そうそう.前に書こうと思っていてすっかり忘れていたのですが.
日蝕のときに起きる現象についてふたつほど不思議に思ったことがありました.
ひとつは,日蝕が起きる地域が,中国→日本のように西から東へ移動することです.
まず,月が,地球-月-太陽と一直線になった時点で静止するとすると,日蝕は東から西へ移動するはずです(地球は西から東に自転しているから).
だから,この現象は,もちろん,月が西から東へ地球の周りを公転していることによるものなのですが,月は約30日かけて地球の周りを一周するのに対して,地球は1日で自転するわけですから,地球の自転速度の方があきらかに速いわけです.
なのに,月の公転による影響のほうが地球の自転による影響よりおおきく現れるのは不思議なように感じます.
これは,公転,自転の「角」速度を比べてしまうから不思議に思うだけで,月が地球に落とす影が地球表面上を動く速度と,地球の自転による地表の回転速度(こういうの何速度と言うんでしたっけ?)を比べれば,おそらく,前者の方が速いので,日蝕の地域が西から東へ移動しているのだと思います.
まあ,この説明はたぶん「正解」だと思うのですけど,わからないのは,もうひとつの現象です.
硫黄島だったかの中継を見ていると,そこは天気がよかったのですが,日蝕が進み,あたりが暗くなると,地平線ぐるり360度が夕焼けのようになっていました.これがわかりません.
ネットで調べても,そういう現象があるということは書いてあってもメカニズムはない.
ひとつ考えたのは,夕焼けの場合,西側に太陽があるわけですから,光がやってくるのは西側からだけです(言い換えると,東や北,南には太陽が照っていない).しかし,日蝕の場合,くらくなっているのは月の影によって覆われている部分だけで,まわりはあかるいはず.
それゆえ,日蝕の起きていない地域からの光が差し込んできて,それは大気中を長距離進んでくるので,夕焼けと同じで赤色の波長の光だけが,届いた,ということです.
たぶんこれも「正解」だとおもうのですけど,ひとつめの回答ほどは自信がありません.
日蝕のときに起きる現象についてふたつほど不思議に思ったことがありました.
ひとつは,日蝕が起きる地域が,中国→日本のように西から東へ移動することです.
まず,月が,地球-月-太陽と一直線になった時点で静止するとすると,日蝕は東から西へ移動するはずです(地球は西から東に自転しているから).
だから,この現象は,もちろん,月が西から東へ地球の周りを公転していることによるものなのですが,月は約30日かけて地球の周りを一周するのに対して,地球は1日で自転するわけですから,地球の自転速度の方があきらかに速いわけです.
なのに,月の公転による影響のほうが地球の自転による影響よりおおきく現れるのは不思議なように感じます.
これは,公転,自転の「角」速度を比べてしまうから不思議に思うだけで,月が地球に落とす影が地球表面上を動く速度と,地球の自転による地表の回転速度(こういうの何速度と言うんでしたっけ?)を比べれば,おそらく,前者の方が速いので,日蝕の地域が西から東へ移動しているのだと思います.
まあ,この説明はたぶん「正解」だと思うのですけど,わからないのは,もうひとつの現象です.
硫黄島だったかの中継を見ていると,そこは天気がよかったのですが,日蝕が進み,あたりが暗くなると,地平線ぐるり360度が夕焼けのようになっていました.これがわかりません.
ネットで調べても,そういう現象があるということは書いてあってもメカニズムはない.
ひとつ考えたのは,夕焼けの場合,西側に太陽があるわけですから,光がやってくるのは西側からだけです(言い換えると,東や北,南には太陽が照っていない).しかし,日蝕の場合,くらくなっているのは月の影によって覆われている部分だけで,まわりはあかるいはず.
それゆえ,日蝕の起きていない地域からの光が差し込んできて,それは大気中を長距離進んでくるので,夕焼けと同じで赤色の波長の光だけが,届いた,ということです.
たぶんこれも「正解」だとおもうのですけど,ひとつめの回答ほどは自信がありません.
by kunihisaph
| 2009-08-10 16:38
| ヘリクツ/疑問/雑学/読書