国際会議の様子
2009年 07月 07日
とりあえず,受付を終えて,なぜか国際会議では,物理の国際会議でも哲学の国際会議でも(ほかのはしらんけど)もらえるトートバッグ(今回のは安ぽかったなあ)をもらって,最初の全体セッションの場へ.
豚インフルの影響でかなりのキャンセルが出たらしい.おおざっぱに会場の人数を見積もると80人前後.キャンセルが出たことを考慮しても国際会議にしては小規模?
それより,まあ日本人は私一人だろうなということは予想していたけど,黄色人種でカウントしても私を含めてふたりしかいなかった.あとでそのもう一人の彼と話をすると,韓国の研究者だった.そういえばプログラムに韓国人の名前があった.かれは優秀で,Philosophy of Scienceという一流の科哲の国際誌に何本か論文を載せていて,私も読んだことがある.て,人の感心をしている場合ではなくて,私も早く国際誌に論文を載せたい.
ちなみに,彼と話をしたときに,「アジア人が少ないですねえ」ということを言ったら,「自分は今までいくつかの国際会議に出てきて,アジア人が少ないのはいつものことだから驚かない」といっていた.あと,韓国では内井先生は有名らしい(そのわりに名前をなかなか思い出さなかったが).
あとは,インド・中近東系の人が5,6人,黒人が1人.あとは,白人.プログラムを見ると,発表者はほとんどが英米豪だった(いろんな国から来ていたことは来ていたのですけど,私と一緒でそれぞれ1人か2人の参加だった).
で,もうひとつおどろいたのは,年配の人が多い.韓国人の彼はたぶんあまり私と年が変わらないと思うが,―西洋人がふけて見えることを考慮しても―30代もしくは20代は十数人しかいなさそうだった.しかもそのうちの大部分は,あとで話をしてわかったのだが,今回の会議を手伝いに来たオーストラリアの学生だった.
う~ん,全体の雰囲気を見ても,この学会はちょっと「内輪向け」ぽい雰囲気で微妙に場違いな感じがした.
まあ,それでもなんでもとにかく一度は哲学の国際会議で発表をしようと思っていたし,いろいろと勉強になったのでよかったのですけど.
あと,「あ,この人の論文(著書)読んだことある!」という人がいっぱいいて,ミーハー魂は満たされました.ただ,Psillosさんというアテナ大学の先生の講演が最終日にあったのですが,飛行機の時間の関係でご尊顔を拝見できなかったのが残念.
自分の発表のときは,なんかアメリカの悪徳警官みたいな人が聞きに来ていて,質疑応答のときにinteresting,interestingといってくれたのはいいけど,微妙に質問…というかコメントがずれてた気が.ていうか,なんか持論を展開しだして,どうしたらいいのかと思った.まあ,でも見た目のわりにやさしいおじさんでしたが.あとでしらべたらUC San Diegoの先生でした.
ティータイム(コーヒーブレイクでないところがオーストラリアっぽいですが)で,話しかけてくれたおじさんがいたのですが,バターフィールドさんでした.あとで思い出した(失礼な話だけど)のだけど,昔この人にメール出したことがあるんですよね.これを思い出していればもう少し話が弾んだのに….ちなみに,彼の奥さんは日本人だそうです.で,話をしているときに,「君の発表のアブストを見たけどimpressiveだったよ」とかいってくれたんですけど,発表は聞きに来てくれませんでした.まあリップサービスだとわかっていたからいいんですけどね.
まあそれはともかく.
国際会議は,これ以外では日本で開催されたものとアメリカに開催されたものとに出たことがありますが,どちらも物理関係で,物理関係は日本人が多いので,正直,あまり「国際」という感じがしなかったのですが,今回はむしろ西洋人ばかりで不安でしたが,面白かったです.またネタをひねり出して出席できればと思います.
今回みたいな比較的小規模なのがいいな.アメリカで隔年であるPhilosophy of Scienceの大会は規模が大きそうですよね.
下の写真はconference dinnerの様子です.このときメルボルンの学生さんたちといろいろと話をしました.
また今度はメルボルンの様子を報告します.
豚インフルの影響でかなりのキャンセルが出たらしい.おおざっぱに会場の人数を見積もると80人前後.キャンセルが出たことを考慮しても国際会議にしては小規模?
それより,まあ日本人は私一人だろうなということは予想していたけど,黄色人種でカウントしても私を含めてふたりしかいなかった.あとでそのもう一人の彼と話をすると,韓国の研究者だった.そういえばプログラムに韓国人の名前があった.かれは優秀で,Philosophy of Scienceという一流の科哲の国際誌に何本か論文を載せていて,私も読んだことがある.て,人の感心をしている場合ではなくて,私も早く国際誌に論文を載せたい.
ちなみに,彼と話をしたときに,「アジア人が少ないですねえ」ということを言ったら,「自分は今までいくつかの国際会議に出てきて,アジア人が少ないのはいつものことだから驚かない」といっていた.あと,韓国では内井先生は有名らしい(そのわりに名前をなかなか思い出さなかったが).
あとは,インド・中近東系の人が5,6人,黒人が1人.あとは,白人.プログラムを見ると,発表者はほとんどが英米豪だった(いろんな国から来ていたことは来ていたのですけど,私と一緒でそれぞれ1人か2人の参加だった).
で,もうひとつおどろいたのは,年配の人が多い.韓国人の彼はたぶんあまり私と年が変わらないと思うが,―西洋人がふけて見えることを考慮しても―30代もしくは20代は十数人しかいなさそうだった.しかもそのうちの大部分は,あとで話をしてわかったのだが,今回の会議を手伝いに来たオーストラリアの学生だった.
う~ん,全体の雰囲気を見ても,この学会はちょっと「内輪向け」ぽい雰囲気で微妙に場違いな感じがした.
まあ,それでもなんでもとにかく一度は哲学の国際会議で発表をしようと思っていたし,いろいろと勉強になったのでよかったのですけど.
あと,「あ,この人の論文(著書)読んだことある!」という人がいっぱいいて,ミーハー魂は満たされました.ただ,Psillosさんというアテナ大学の先生の講演が最終日にあったのですが,飛行機の時間の関係でご尊顔を拝見できなかったのが残念.
自分の発表のときは,なんかアメリカの悪徳警官みたいな人が聞きに来ていて,質疑応答のときにinteresting,interestingといってくれたのはいいけど,微妙に質問…というかコメントがずれてた気が.ていうか,なんか持論を展開しだして,どうしたらいいのかと思った.まあ,でも見た目のわりにやさしいおじさんでしたが.あとでしらべたらUC San Diegoの先生でした.
ティータイム(コーヒーブレイクでないところがオーストラリアっぽいですが)で,話しかけてくれたおじさんがいたのですが,バターフィールドさんでした.あとで思い出した(失礼な話だけど)のだけど,昔この人にメール出したことがあるんですよね.これを思い出していればもう少し話が弾んだのに….ちなみに,彼の奥さんは日本人だそうです.で,話をしているときに,「君の発表のアブストを見たけどimpressiveだったよ」とかいってくれたんですけど,発表は聞きに来てくれませんでした.まあリップサービスだとわかっていたからいいんですけどね.
まあそれはともかく.
国際会議は,これ以外では日本で開催されたものとアメリカに開催されたものとに出たことがありますが,どちらも物理関係で,物理関係は日本人が多いので,正直,あまり「国際」という感じがしなかったのですが,今回はむしろ西洋人ばかりで不安でしたが,面白かったです.またネタをひねり出して出席できればと思います.
今回みたいな比較的小規模なのがいいな.アメリカで隔年であるPhilosophy of Scienceの大会は規模が大きそうですよね.
下の写真はconference dinnerの様子です.このときメルボルンの学生さんたちといろいろと話をしました.
また今度はメルボルンの様子を報告します.
by kunihisaph
| 2009-07-07 23:10
| 研究生活